2019.03.31

清代小説『鏡花縁』を読む

19世紀の音韻学者が紡いだ諧謔と遊戯の物語
著者名:
加部 勇一郎
文学研究院教員:
加部 勇一郎(元専門研究員) かべ ゆういちろう

内容紹介

中国清代の長編小説『鏡花縁』を、物語内部に由来する「圏」「縁」「半」といったキーワードを用いて分析、解読する。書き手の意図や趣向に沿う形で読み直すことで、作者の李汝珍や清代文人が当時眺め考えていた世界を現代に描き出す。中国古典小説の豊穣な世界を伝える一冊。

ISBN: 9784832968493
発行日: 2019.03.31
体裁: A5判・346ページ
定価: 本体価格8,500円+税
出版社: 北海道大学出版会
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第一部 『鏡花縁』とは何か
第1章 『鏡花縁』とその周辺――あらすじ・作者・過去の評価
第2章 〈圏〉について――わかるものとわからないもの
第二部 『鏡花縁』が描いたこと
第3章 〈縁〉について――有縁と無縁のはざまで
第4章 〈半〉について――世界を切り分ける楽しみ
第5章 〈女〉について――小さいこともいいことだ
第三部 『鏡花縁』のおもしろさを探る
第6章 縛りたい男――林之洋の纏足を端緒として
第7章 清代文人の遊戯世界――謎々・数理・音韻