2018.04.30

詳論 文化人類学

基本と最新のトピックを深く学ぶ
著者名:
桑山 敬己、綾部 真雄【編著】
文学院・文学研究院教員:
桑山 敬己(名誉教授) くわやま たかみ

内容紹介

本書は、現代文化人類学の全容を、既に基礎を習得した者を対象に明らかにしたものである。第1部「基本領域」では、姉妹書『よくわかる文化人類学(第2版)』の説明を発展させ、第2部「新たな展開」では最新のテーマを解説している。執筆陣は各々の分野で日本を代表する面々で、いわばオールスターによる執筆である。

著者からのコメント

私は2017年度で北大を退職し、2018年度から兵庫県西宮市にある関西学院大学の社会学部で教えています。この本は北大における私の最後の仕事の一つです。第1部は14年間担当した文化人類学概論で使った教科書『よくわかる文化人類学』の上級篇ですので、より深く勉強してみたい人はぜひ手にとってみてください。北大の文化人類学の発展を西宮より祈っています。

ISBN: 9784623082711
発行日: 2018.04.30
体裁: A5判・400ページ
定価: 本体価格3,000円+税
出版社: ミネルヴァ書房
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1部 基本領域
第1章 文化相対主義の源流と現代
第2章 言語人類学
第3章 狩猟採集社会―その歴史、多様性、現状
第4章 文化と経済
第5章 家族と親族
第6章 ジェンダーとセクシュアリティ
第7章 同時代のエスニシティ
第8章 法と人間
第9章 政治・紛争・暴力
第10章 宗教と世界観
第11章 儀礼と時間
第12章 医療と文化
第13章 グローバリゼーションと移動
第14章 開発と文化
第15章 観光と文化
第16章 民族誌と表象・展示
第17章 フィールドワーク論
第2部 新たな展開
第18章 構造主義の現代的意義
第19章 「もの」研究の新たな視座
第20章 災害とリスクの人類学
第21章 人とヒト―文化人類学と自然科学の再接合
第22章 映像と人類学
第23章 認識論と存在論
第24章 日本研究の現在──医療人類学の視点から