内容紹介
環境保全の政策や活動をボトムアップで持続的に進めるにはどうすればよいのか。「順応性」「プロセスデザイン」「余地」「支援」などをキーワードとしつつ、わかりやすく、かつ実践的に論じた本です。
第I部 合意形成の技法――社会的受容のプロセスデザインをどう描くか
第II部 余地の創造――価値のずらしから描く協働と共生
第III部 「よそ者」と支援――順応的な寄りそい型の中間支援
第IV部 学びと評価――プロセスの気づきと多元的な価値の掘り起こし
著者からのコメント
前作『なぜ環境保全はうまくいかないのか-現場からの「順応的ガバナンス」の可能性』(2013年、新泉社)は、多くの読者に受け入れられました。その後の研究成果を踏まえた第2弾がこの本です。
本書は、科研費による共同研究プロジェクトの成果ですが、共同研究する“効果”というものを感じたプロジェクトでした。それぞれの調査研究がひびきあい、そこから実践的で新しい議論が出てくる。それを各自が原稿にし、それをさらに相互批判しながら本にする。そんな過程でした。
全部で13章、どの章も力作ぞろいです。
外部リンク
〔出版社〕新泉社の紹介ページ