内容紹介
第六回鮎川信夫賞を受けた詩論集『換喩詩学』のいわば続篇的な内容。換喩の隣接概念として著者が創設した「減喩」をつかい、現在の詩・短歌・俳句の新たな傾向=「少なさ」につき縦横無尽に論じる。
著者からのコメント
書名は難解そうですが、一篇一篇の詩を精読するたびに新鮮で創造的・現実的な詩学をつくりあげています。詩壇ジャーナリズムの趨勢にとらわれずに、本当に論じるべき詩作者へ肉薄しています。詩論集はとりあげる作品・作者こそが大切という信念で、この本をまとめました。とりわけ江代充、貞久秀紀のふたりがフィーチャーされています。また、詩と短歌、俳句に弁別を設けませんでした。
外部リンク
〔出版社〕思潮社の紹介ページ