内容紹介
被害にあった可能性のある子どもから、法的な証拠として使うことのできる、精度の高い情報を収集することを目指した面接を「司法面接」と言います。本書は、スゥェーデンで、この面接法のトレーニングを行なっているセーデルボリ先生による著書を翻訳したものです。1章は概説、2章は知的障害や発達障害をもつ子どもの特徴、そして3章は,こういった子どもへの司法面接で注意すべきことがらを,例とともに示しています。
著者からのコメント
日本でも,児童相談所や警察,検察庁などで司法面接が用いられるようになってきました。けれども,知的障害,発達障害をもつ子どもへの面接に焦点を当てた書物は限られています。本書は,数年来のおつきあいをさせていただいているセーデルボリ先生らが書かれたスゥェーデン語による本を翻訳したものです。北大を卒業されスゥェーデン在住の佐藤良子さんが訳を担当,仲と山本氏が監修いたしました。制度に違いはあっても,子どもの福祉や犯罪に関わる専門家が抱えている問題,課題は共通です。本書がよりよい子どもの生活を可能にするために少しでも役に立てば幸いです。
外部リンク
〔出版社〕明石書店の紹介ページ