2014.09.15

知的障害発達障害のある子どもの面接ハンドブック

犯罪・虐待被害が疑われる子どもから話を聴く技術
著者名:
セーデルボリ,アン‐クリスティン / グンペルト,クラーラ・ヘルネル / アバド,グンヴォル・ラーション【著】、
仲真紀子/ 山本恒雄【監訳】、リンデル佐藤良子【訳】
文学院・文学研究院教員:

内容紹介

被害にあった可能性のある子どもから、法的な証拠として使うことのできる、精度の高い情報を収集することを目指した面接を「司法面接」と言います。本書は、スゥェーデンで、この面接法のトレーニングを行なっているセーデルボリ先生による著書を翻訳したものです。1章は概説、2章は知的障害や発達障害をもつ子どもの特徴、そして3章は,こういった子どもへの司法面接で注意すべきことがらを,例とともに示しています。

著者からのコメント

 日本でも,児童相談所や警察,検察庁などで司法面接が用いられるようになってきました。けれども,知的障害,発達障害をもつ子どもへの面接に焦点を当てた書物は限られています。本書は,数年来のおつきあいをさせていただいているセーデルボリ先生らが書かれたスゥェーデン語による本を翻訳したものです。北大を卒業されスゥェーデン在住の佐藤良子さんが訳を担当,仲と山本氏が監修いたしました。制度に違いはあっても,子どもの福祉や犯罪に関わる専門家が抱えている問題,課題は共通です。本書がよりよい子どもの生活を可能にするために少しでも役に立てば幸いです。

ISBN: 9784750340630
発行日: 2014.09.15
体裁: A5判 107ページ
定価: 本体価格2,000円+税
出版社: 明石書店
本文言語: 日本語(原書:スゥェーデン語)

〈主要目次紹介〉

第1章 はじめに
第2章 障害とハンディキャップ(身体障害と精神障害;診断;知的障害;発達障害)
第3章 知的障害、発達障害、またはその両方のある子どもへの面接(面接の計画を立てる;面接;面接技法;面接の段階;おわりに)