内容紹介
20世紀ドイツ・ビザンツ学の泰斗ハンス・ゲオルク・ベックが、ビザンツという独特な文化世界の諸相を、特にその文学的所産に注目しつつ、ユニークな視点から描き出した、重厚な、かつ学殖あふれる著作。千年の間存続して最後に滅亡した過去の一文明を総体的に取り扱った、優れた文明論とも評してよい。ビザンツ文学の作品の抜粋集(ギリシア語原文からの翻訳)を含む。
20世紀ドイツ・ビザンツ学の泰斗ハンス・ゲオルク・ベックが、ビザンツという独特な文化世界の諸相を、特にその文学的所産に注目しつつ、ユニークな視点から描き出した、重厚な、かつ学殖あふれる著作。千年の間存続して最後に滅亡した過去の一文明を総体的に取り扱った、優れた文明論とも評してよい。ビザンツ文学の作品の抜粋集(ギリシア語原文からの翻訳)を含む。
第1章 イントロダクション
第2章 国家と国制
第3章 政治的オルトドクシー
第4章 文学
第5章 神学
第6章 修道制
第7章 ビザンツ社会についてのコメント
第8章 ビザンツ人の信仰
第9章 歴史という次元
文章選
訳者あとがき
文献案内
用語一覧
人名・地名索引