内容紹介
ロシア沿海州の少数民族ウデヘの元教師が、ウデヘ語・ロシア語の対訳でつづった少年時代の自伝。狩猟採集民としての伝統的生活と家族愛、ソビエト時代の学校や人々の暮らし、戦争の影などが、感受性豊かな少年の目を通して生き生きと描かれている。極東少数民族のライフヒストリーとして、民族誌的記述も豊富。旧版(2001年)を全面的に再編・改訳するとともに、旧版で描かれた以後の青年への成長過程を第二部として増補。
ロシア沿海州の少数民族ウデヘの元教師が、ウデヘ語・ロシア語の対訳でつづった少年時代の自伝。狩猟採集民としての伝統的生活と家族愛、ソビエト時代の学校や人々の暮らし、戦争の影などが、感受性豊かな少年の目を通して生き生きと描かれている。極東少数民族のライフヒストリーとして、民族誌的記述も豊富。旧版(2001年)を全面的に再編・改訳するとともに、旧版で描かれた以後の青年への成長過程を第二部として増補。
第一部 生い立ちの記:幼い日の思い出/父のいない暮らし/父が戦地から帰る/母の語った民話/猟の手ほどき/森の恵み/峠の寄宿舎へ/ウデヘはどこから来たか? etc.
第二部 都会での学校生活:野外調査の手伝い/ハバロフスクへの旅立ち/故郷での休暇/スポーツに明け暮れる/ウデヘの伝統と日常/愉快な仲間たち/初恋、そして卒業 etc.