内容紹介
第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏をグローバルな視点で分析・紹介した、ラウトレッジ社(1200のジャーナルと年間2000タイトルの新刊を刊行し、35000タイトル以上を版行している欧米の大手出版会社。『ウィキ』参照)の21世紀リーダーシップ・シリーズの一冊。本書は7部からなり地域別に構成されている。それぞれの国・地域によってオバマ氏の評価が変化していることが興味深い。本著には24編が執筆されているが、日本に関するオバマ論は1本だけである。
著者からのコメント
第6部「アジア太平洋地域」の最終章“Radical Manhood in Traditional Masculinity: Japanese Acknowledgments for Literary Obama”(日本語仮題「伝統的男らしさの中の急進的男性性—文学的オバマへの日本的献辞」)を担当しました。政治家になる前のオバマ氏のロマンティックな自伝Dreams from My Father(2004年)と翻訳『マイ・ドリーム—バラク・オバマ自伝』(2007年)をテキストとして取り上げ、本著の特色と日本での受容論をまとめています。彼の多様な人物像を自伝研究の観点から分析紹介しながら、日本人読者にアピールしている理由の1つとして、彼のリベラルな思想に根付いている伝統的なジェンダー観があると結んでいます。
「伝記」は世界で最も人気のある読み物の1つです。研究も盛んで、自伝は52種類ものタイプに分類されると言われています。
ペーパーバック版もあり
・ISBN:9781848726260 ・発行日:2013.12.03 ・外貨定価 US$ 59.95