2013.08.30

立憲民政党と政党改良

戦前二大政党制の崩壊
著者名:
井上 敬介
文学研究院教員:
井上 敬介 いのうえ けいすけ 教員ページ

内容紹介

〈日本の政党政治は、なぜ戦前において短期間で崩壊し、戦後においてやはり短期間で復活したのか?〉 この問題は、今日、多くの試練に直面しているわが国の政党にとってきわめて重要な意味をもつ。本書は戦前の二大政党制の象徴であった立憲民政党の全体史を考察することで、同党が消滅に至った要因を明らかにし、今日の日本の政党政治への歴史的教訓を提示する。同時に、民政党政治家の自己改革の試みを検討することで、戦前の二大政党制の崩壊過程の中に戦後の一九五五年体制の起源をみる。
 
危機の時代における民政党政治家の政治思想・動向を通じて、これまで描かれることのなかった民政党の全体史が明らかにされる。
 
(北海道大学大学院文学研究科研究叢書 24 )

ISBN: 9784832967878
発行日: 2013.08.30
体裁: A5判 344ページ
定価: 本体価格6,000円+税
出版社: 北海道大学出版会
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

序 論
本書の課題
本書の視角
 
第一章 中野正剛と党外人
第一節 中野正剛の政党改良と浜口民政党  
第二節 党外人と民政党の結党  
第三節 政権担当期における民政党  
 
補 論 「党外人」伊沢多喜男と満州に関する一考察
序  
第一節 伊沢多喜男の満州人脈  
第二節 伊沢満鉄総裁の流産  
結  
 
第二章 民政党主流派の挙国主義と富田幸次郎の宇垣新党構想
第一節 政権陥落後の民政党における二つの政党改良  
第二節 斎藤実内閣期における民政党  
第三節 岡田啓介内閣期における民政党  
 
第三章 町田忠治と立憲政治の危機
第一節 町田忠治の政党改良  
第二節 陸軍の政治進出と民政党  
第三節 日中戦争期における民政党  
 
結 論
第一節 立憲民政党――党構造及び外交政策  
第二節 政党改良三類型――政党復権と対外態度  
終 節 政党改良の戦後史的意義  
あとがき  
人名索引