2011.03.30

開発と生活戦略の民族誌

ソロモン諸島アノケロ村の自然・移住・紛争
著者名:
宮内 泰介(著)
文学院・文学研究院教員:
宮内 泰介 みやうち たいすけ 教員ページ

内容紹介

南太平洋の小国ソロモン諸島における10年余にわたるフィールドワークから、熱帯雨林の村の100年を描き出す。人と自然の関係、「近代」との格闘、土地争い、民族紛争、繰り返される移住。人びとは何を選び、何を作り出していったか。そこから導き出される、人びとにとっての幸福とは?

ISBN: 9784788512245
発行日: 2011.03.30
体裁: B6判・345ページ
定価: 本体価格4,200円+税
出版社: 新曜社
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 マライタ島で考えたいこと―生活の組み立て方への注目
第2章 新しい資源群の登場―アノケロ村の百年
第3章 サブシステンスと半栽培―人間と自然との多様な関係
第4章 重層的コモンズ―土地・自然資源をめぐる社会的なしくみ
第5章 出稼ぎと移住の社会史―生活戦略としての移住
第6章 民族紛争と住民の生活戦略―避難民たちを中心に
第7章 生活を組み立てる