内容紹介
現代哲学の第一人者であるポール・リクールの思惟を敷衍し、藝術理解の可能性を論じた本書は、リクール解釈学を生産的に受容する一つの方向性を示すとともに、今日の美学・藝術学の領域を大きく切り開く野心的な試みとなっている。美学・藝術学の新しい可能性を提起する一冊。
(北海道大学大学院文学研究科研究叢書 3 )
現代哲学の第一人者であるポール・リクールの思惟を敷衍し、藝術理解の可能性を論じた本書は、リクール解釈学を生産的に受容する一つの方向性を示すとともに、今日の美学・藝術学の領域を大きく切り開く野心的な試みとなっている。美学・藝術学の新しい可能性を提起する一冊。
(北海道大学大学院文学研究科研究叢書 3 )
序 論 展望と視座
Ⅰ 藝術作品の位相
第1章 生命と言語:象徴と藝術作品
第2章 言語的想像力:隠喩と藝術作品
第3章 物語る人間:物語と藝術作品
Ⅱ 藝術経験の観想
第4章 美的価値について:同意の地平への参画を目指して
第5章 美的距離について:解釈の存在論的条件として
第6章 美的知識について:コスモロジー・シンボリズム・パフォーマンス
第7章 美的倫理について:イマージュと共同体
第8章 美的人間について:内田百を例として
結語