内容紹介
合唱隊が現代の我々には未知の文学表現であるためか、古代ギリシア最高の合唱隊詩人ピンダロスの詩は難解なものとされてきた。本書は、ピンダロスという詩魂が言葉を紡いだ、その根本を解明しようとするものである。
(北海道大学大学院文学研究科研究叢書1)
合唱隊が現代の我々には未知の文学表現であるためか、古代ギリシア最高の合唱隊詩人ピンダロスの詩は難解なものとされてきた。本書は、ピンダロスという詩魂が言葉を紡いだ、その根本を解明しようとするものである。
(北海道大学大学院文学研究科研究叢書1)
Bibliography
序 論 この研究が目指すもの,その研究史上の立脚点
第Ⅰ部 basis言語論
序 章 本論文が言語記述に似ている理由
第1章 臨場感
第2章 テーゼ
第3章 ムーサよ,私のそばに立て
第4章 櫂を止めよ
第5章 私はここにやって来た
第6章 私は勝利者を讃えねばならない
第Ⅱ部 basis言語を駆使する合唱隊のためのいくつかの技術
序 章 バッキュリデースとの比較など
第1章 誰か勝利者の館の門まで行って……
第2章 祝勝歌の始まりの合図としてのハーモニー
第3章 詩人を演じる「私」
第4章 私はテーバイで生まれ育った
付 論 門の前の祝勝歌 271
古典引用索引
用語索引