内容紹介
社会はそもそも複雑かつ多義的で、「やっかい」なもの。そんな社会の中で、対話によって、そこにある「意味」を集め、そこから人びとにとって大事なことを考える、それが社会学です。この本は、社会とは何か、社会学とは何か、から始め、対話的なデータ収集、そこからの分析、さらにそこからの「理論」形成をわかりやすく書いたものです。
著者からのコメント
複雑さの中でみんなで規範の物語を作るいとなみとしての社会学、それ自体が社会的な実践としての社会学を、その根本のところからわかりやすく書きました。
社会学は、社会から離れて何か客観的に社会を論じるものではない!というのがこの本の眼目です。社会の中で、社会に伴走し、みんなでしっかり考える、そうした社会的ないとなみとして、社会学はあります。そんな社会学について、入門書としても読めるように、書きました。
外部リンク
〔出版社〕筑摩書房の紹介ページ