内容紹介
本書は、教養課程の入門的な社会学概説である。そのために社会学の学説史、調査法については2回分にとどめ、他の13回分は社会学の研究領域を紹介する形で学生の現代社会に対する理解に資するトピックを配した。
著者からのコメント
本書は2014 年初版だが、今回は4刷目として統計資料や本文中の記載などを改め、 2022年度版として通用する体裁に改版した。編者や分担執筆者以外の大学・短期大学・専門学校でも教科書として採択されており、社会学入門のテキストとして使い勝手がよく、内容も標準的なものであることが認知されている。
大学教員の力量や業績は、論文や研究書の出版から推測できることは言うまでもないが、スタンダードな教科書を執筆・編集できる力があるかどうかも重要な要素である。とりわけ人文・社会科学では、初学者や学生に対して何をどう学ぶのかを素材の取捨選択含めて丁寧に提示できる教科書の作成が求められている。
北海道大学出版会の力量もまた、スタンダードな教科書を制作できるかどうかで見てもらって構わない。中堅以上の大学教員には是非、教科書の執筆にトライしてもらいたい。北海道大学出版会の理事長として、いつでも計画の相談、持ち込み原稿への対応を行います。
外部リンク
〔出版社〕北海道大学出版会の紹介ページ