2022.03.31

現代社会を宗教文化で読み解く

比較と歴史からの接近
著者名:
櫻井義秀、平藤喜久子(編著)
文学院・文学研究院教員:
櫻井 義秀 さくらい よしひで 教員ページ

内容紹介

現代社会におけるさまざまな問題を読み解くために、宗教文化の理解と宗教を見る視点の必要性を説得的に論じた現代宗教文化論。

著者からのコメント

現在の宗教文化を歴史的に見る視点をどのように宗教文化の学習者に伝えられるのだろうかと議論を積み重ねているうちに、それぞれの専門領域を生かした形で宗教文化を読み解く切り口について章の執筆をしようということになりました。縦糸としての歴史と横糸としての地域比較、比較宗教を念頭に置きながら、宗教文化のコンテンツをさまざまに論じてみることで、宗教文化の多様性と複雑な現代社会との関わりをも描き出そうと試みました。

ISBN: 9784623093830
発行日: 2022.03.31
体裁: A5判・292ページ
定価: 本体価格3,000円+税
出版社: ミネルヴァ書房
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 日本の神々はどう描かれてきたのか―聖なるもののカタチ
第2章 葬式仏教の時代は終わったか―葬送・墓制・死生観の日本史
第3章 宗教は性別を問わないか―ジェンダー
第4章 宗教は自分らしさを奪うか―戒律
第5章 宗教は会社に指針を与えるか―経営
第6章 宗教と世俗はどう共存しているか―都市化のなかの宗教
第7章 宗教とツーリズムはなぜ結びつくのか―スピリチュアル・ツーリズム
第8章 キリスト教は社会運動をなぜ支援するのか―リベラリズム
第9章 カルト宗教はなにが問題なのか―人権と公共性
第10章 宗教文化をどう捉えなおすか―認知宗教学