内容紹介
中国前近代において、学校は何のために存在したのだろうか?そもそも「学校」という言葉は、『孟子』を出典とし、儒教のための施設を指す。ゆえに学校の意義を理解するためには、儒教の文脈に沿って理解することが欠かせない。本書では、学校が急速に普及した宋代を焦点として、宗教施設・公的空間という2つの面から学校の役割を再考するとともに、その背景となる社会変容を読み解いていく。
著者からのコメント
「学校」は、単に勉強して学力をつけるだけの場ではありません。それは『孟子』の時代から今に至るまで変わっていないのです。かつての中国が何を目指して学校制度を作り上げたのか、そこにはどのような社会的意義があったのか、現在学校に通う皆さんにもぜひ考えてみてもらいたいと思います。
外部リンク
〔出版社〕山川出版社の紹介ページ