内容紹介
東方に重心を置きつつ古代キリスト教史を見るとどう見えてくるか、聖書を見るとどう見えてくるか――新約聖書で最初にできたのは「マタイ福音書」である、Q資料仮説は不要である、など、挑戦的な問題提起の書。「トマス福音書」新訳を収録。
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〔出版社〕北海道大学出版会の紹介ページ
東方に重心を置きつつ古代キリスト教史を見るとどう見えてくるか、聖書を見るとどう見えてくるか――新約聖書で最初にできたのは「マタイ福音書」である、Q資料仮説は不要である、など、挑戦的な問題提起の書。「トマス福音書」新訳を収録。
〔出版社〕北海道大学出版会の紹介ページ
第1部 聖書(旧約・新約)とその周辺
第1章 共観福音書問題のための覚書
第2章 『トマスによる福音書』における弟子イメージ
第3章 聖書解釈をめぐる若干の考察
第4章 巨大な地下迷宮?──ディアテッサロン再論
第5章 『エウセビオスのカノン』に見る福音書理解
第6章 【翻訳】『トマスによる福音書』
第7章 『トマスによる福音書』をめぐる諸問題
第8章 福音書正典/外典に見るイエス像──古典としての聖書
第2部 古代キリスト教
第1章 最初期のキリスト教をどう理解するか──Daniélouの所説の射程
第2章 いわゆる「キリスト教のギリシア化」をめぐって
第3章 初期キリスト教と聖書翻訳
〔出版社〕北海道大学出版会の紹介ページ