2020.02.10

世界哲学史

古代2 世界哲学の成立と展開
著者名:
伊藤 邦武、山内 志朗、中島 隆博、納富 信留(責任編集) 近藤智彦、戸田聡(分担執筆)
文学研究院教員:
近藤 智彦 こんどう ともひこ 教員ページ
戸田 聡 とだ さとし 教員ページ

内容紹介

「善悪と超越」をテーマに、主に善悪の規範となった宗教的思索の起源と、超越的なものへのまなざしについて、文化的諸伝統を横断しつつ考察。キリスト教を古代哲学の文脈で正面から論じ、仏教や儒教を「思想史」ではなく哲学史の観点から検討する。さらに従来は哲学として扱われてこなかったゾロアスター教やマニ教、古代末の東方教父・ラテン教父哲学までを含め、宗教の形でこれまで扱われてきた超越的思考を、哲学史として、各地域の諸伝統を有機的連関において論じていく。

著者からのコメント

戸田 聡 准教授

私が担当した「第3章 キリスト教の成立」は、古代キリスト教史がこういう恰好で提示されたことはこれまで皆無だったろう、どうだ、というぐらいの意気ごみで書いたのですが、ネット上の反応を見る限りそういうふうな理解は皆無のようで、いささか(相当)拍子抜けしました。まあ別に良いのですが(内心は実はガックリ)、自分の今後の研究のためには多少の整理の役に立ったと、自分自身で納得するようにしています。

ISBN: 9784480072924
発行日: 2020.02.10
体裁: 新書判・288ページ
定価: 本体価格880円+税
出版社: 筑摩書房
本文言語: 日本語

〈主要目次紹介〉

第1章 哲学の世界化と制度・伝統
第2章 ローマに入った哲学
第3章 キリスト教の成立
第4章 大乗仏教の成立
第5章 古典中国の成立
第6章 仏教と儒教の論争
第7章 ゾロアスター教とマニ教
第8章 プラトン主義の伝統
第9章 東方教父の伝統
第10章 ラテン教父とアウグスティヌス