内容紹介
これまでほとんど着目されてこなかった戦前期北海道の政党(主に、立憲政友会と立憲民政党)史について、北海道拓殖政策(戦前期の北海道開発政策)の視角から考察した。そのことを通して、戦前期における中央の政党政治と北海道の政党支部との関係を照射するとともに、政党の地域開発政策への関与を明らかにした。
著者からのコメント
本書を通して、北海道は、戦前期において二大政党の歴史を持っていることが明らかとなった。災害時の提携や地域開発政策への積極的関与など、戦前期北海道における二大政党(立憲政友会と立憲民政党)の行動から、今日の政党が学ぶべきことは多い。
外部リンク
〔出版社〕北海道大学出版会の紹介ページ