内容紹介
明治期から戦中期に中国語・英語・タイ語を母語とする学習者向けに作られた日本語教科書10種15冊。その本文全文をテキスト化し、約25、000語の索引にまとめました。当時の教科書が学習者にどんな日本語を「手本」として示していたのか、一語一語から探ることができます。気になることばを、ぜひ引いてみてください。
著者からのコメント
近代日本語教科書は、実に多種多様です。厚いもの薄いもの、単語集、会話例集、文法書……。はしがきにも、現在の教科書ではまずお目にかかれないような記述が見られます。
日本語「教科書」とうたう以上、そこには編著者が学習者へ伝えたかった日本語の「見本」があるはずです。とすれば、近代日本語教科書もまた、近代語資料の一つと言ってよいのではないでしょうか。同時に、日本語教育の現場で用いられた教育史の史料でもあります。
ところが、こうした教科書からあることばをさがし出すのは、容易ではありません。個々の教科書に索引がないからです。
そこで、まずは10種15冊ではありますが、どのようなことばがどの教科書の何ページに載っているかがわかるよう、索引を作成しました。本文をテキストデータ化しはじめて20余年かかりました。『近代日本語教科書語彙索引』が近代日本語教科書という資料を共有する際の一助となれば幸いです。
外部リンク
〔出版社〕勉誠出版の紹介ページ
