山本 順司

プロフィール

山本 順司 准教授 / YAMAMOTO Junji
研究内容

博物館に来館する方の裾野を拡げるため、博物館や展示に関心が無い方にも来てもらうようにする方策を考えています。また、個人的な活動として宇宙と私たちの結節点である太陽系の進化過程を解き明かそうと、計算や分析、装置開発などを行っています。

研究分野
博物館運営、教材開発、太陽系進化学
キーワード
ユニバーサルミュージアム、バリアフリー、無意識的来館、太陽系進化、同位体分析
文学院 担当専攻/講座/研究室
人文学専攻/文化多様性論講座/博物館学研究室
連絡先

研究室: 総合博物館N314A
TEL: 011-706-4733
FAX: 011-706-4029
Email: jyama*museum.hokudai.ac.jp
(*を半角@に変えて入力ください)

研究生を希望される外国人留学生(日本在住者をふくむ)は、「研究生出願要項【外国人留学生】」に従って、定められた期間に応募してください。教員に直接メールを送信しても返信はありません。
関連リンク

Lab.letters

Lab.letters 研究室からのメッセージ
博物館学研究室山本 順司 准教授

雨の日にも訪れたくなる
市民参加型の博物館モデルに

雨音が聞こえる日、皆さんは博物館に行きたくなりますか?残念ながら答えは「ノー」。日本の博物館はまだまだ敷居の高い存在です。常設展示の経費をクラウドファンディングで募ったときは予想以上のご支援をいただきましたが、目標達成と同じくらいうれしかったのが、支援者の方々との距離が縮まったと感じられたこと。収穫の多い前例を作ることができました。

博物館は、研究者の知が集積する学術界と社会のインターフェイスです。市民参加型のユニバーサルミュージアムを目指し、来場者が刻々と変わりゆく社会をしなやかに生き抜くためのリテラシーを身につけられる空間になりたい。そのために挑戦の地、北海道でさまざまなチャレンジを展開しています。

博物館に関連する機能の分類。カフェやイベント、ショップなど館内に市民の居場所を作る非本来機能が本来機能を補助する役割も果たしている。
鉱物・岩石標本の常設展示室の整備費をクラウドファンディングで確保した事例は北大初。画像は自身で展示ケースを加工している作業風景。

なぜ?どうして?本当に?
疑問を育む大学博物館

教育活動は博物館や学芸員資格に関するゼミ・授業を担当しており、一般の方々に向けたサイエンスカフェやイベントも企画しています。届けたいメッセージは「疑問を持つこと」。玉石混淆の情報が氾濫している今、人から教わったこと、聞きかじったことを鵜呑みにして思考停止するのではなく、「待てよ」と一度自分の頭で考えてみる。その好奇心にも似た違和感を育む展示や企画を試みたいと考えています。北大総合博物館は全国でも希有な入場料無料を維持しています。これもまた、違和感の一つ。これから学芸員を目指す皆さんは何のために博物館が存在するのかを考え、やりたいことを実践する戦術を含めて学んでほしいと期待しています。

(聞き手・構成 佐藤優子)

メッセージ

北大総合博物館のスタッフとして博物館運営の現場で苦しんでいます。その体験や思いを昇華させ、誰もが来館したくなる真のユニバーサルミュージアムを作ろうと励んでいます。また、幼い頃からのライフワークとしてこの世界や生命の成り立ちを探求する作業に従事しています。

研究活動

略歴

1996年 広島大学 理学部 地球惑星システム学科卒業
1998年 東京大学大学院 理学系研究科 地質学専攻 修士課程修了
2001年 東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻 博士課程修了
2001年 東京大学大学院 理学系研究科 地殻化学実験施設 研究機関研究員(非常勤講師)
2002年 東京大学大学院 理学系研究科 地殻化学実験施設 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2003年 東京工業大学大学院 理工学研究科 地球惑星科学専攻 日本学術振興会 特別研究員(SPD)
2003年 京都大学大学院 理学研究科 地球熱学研究施設 助教
2012年 北海道大学 総合博物館 准教授

主要業績

  • 山本順司,江田真毅,山下俊介(2020)博物館活動におけるカフェ設置のベネフィットとコスト.博物館学雑誌 印刷中.
  • 山本順司,徳永彩未,朝日啓泰,小田嶋元哉,阿部太郎(2020)地球の比重層構造を体感する教材の改良.地学教育 印刷中.
  • Yamamoto J., Takahata N., Sano Y., Yanagita M., Arai S. and Prikhod’ko V.S. (2020) Nitrogen and noble gas isotopic compositions of mantle xenoliths from Far Eastern Russia: implications for nitrogen isotopic characteristics of mantle wedge fluid. Earth and Planetary Science Letters 534, 116109.
  • Hagiwara Y., Torimoto J. and Yamamoto J. (2020) Pressure measurement and detection of small H2O amounts in high-pressure H2O–CO2 fluid up to 141 MPa using Fermi diad splits and bandwidths of CO2. Journal of Raman Spectroscopy, in press.
  • Yokokura L., Hagiwara Y. and Yamamoto J. (2020) Pressure dependence of micro-Raman mass spectrometry for carbon isotopic composition of carbon dioxide fluid. Journal of Raman Spectroscopy, in press.

所属学会

  • 全日本博物館学会
  • 日本地球化学会
  • 日本鉱物科学会
  • 東京地学協会
  • 日本地球惑星科学連合
  • 日本環境教育学会
  • 日本地学教育学会
  • 米国地球物理学連合
  • 米国地球化学協会

教育活動

授業担当(文学部)

  • 博物館展示論(分担)
  • 博物館経営論(分担)

授業担当(文学院)

  • ユニバーサルミュージアム考2020
  • 博物館学特別講義I(分担)