研究と社会貢献教員一覧

ホメリヒ・カローラ

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ホメリヒ・カローラ 准教授 / HOMMERICH Carola

所属専攻・所属講座
人間システム科学専攻 社会システム科学講座
研究分野
リスク社会、社会関係資本、幸福度、国際比較
研究内容
現代のリスク社会における、客観的な危険性と主観的な不安について研究を行っています。特に、客観的なプレキャリティ(安全の予測不可能性)が、人びとの地位不安や社会的孤立の感覚とどのように結びついているか。そしてその結果として、それがどのように人びとの行動や主観的ウェルビーイングに結びついているか、ということに関心があります。研究手法としては、質的方法と量的方法と両方を採用しています。
WEB site
キーワード
格差社会、社会意識、孤立感、幸福度、社会関係資本
連絡先
E-mail: hommerich*let.hokudai.ac.jp 
(*を半角@に変えて入力ください)

Lab.Letters 研究室からのメッセージ

自分の居場所にさ迷う
社会的な孤立感に注目

 「自分は社会に必要とされているだろうか」「社会の流れについていっているだろうか」「非正規雇用者や専業主婦は社会の一員だろうか」。私の研究テーマは、これらの問いかけに象徴されるような格差社会における社会的な孤立感です。
 かつて「一億総中流社会」と言われた日本は2000年以降社会構造が大きく変化し、格差社会に突入しました。私の研究では、格差社会とともに日本人の中に社会に対する不安が広がっていることに着目し、現実的な孤立と個人によって異なる主観的な孤立感、両者の関係性を明らかにしようとしています。また、「総格差社会日本を読み解く調査科学 SSPプロジェクト」のメンバーとして海外にも広く情報を発信しています。

  • ‘Gap society’(格差社会)の不平等に関する英語の共編著Social Inequality in Post-Growth Japan
  • 社会地位と個人の社会関係資本、孤立感、主観的ウェルビーイングの関係性を考える。

身近な題材とデータ分析で
「使える社会学」

 私のゼミは英語でも行われますが、「正しい英語を使わなければ」という英語学習的なプレッシャーを感じる必要はありません。あくまでも社会学のテーマについて自分の意見を積極的に述べる姿勢と、その意見を裏付ける知識の習得を重視しています。
 社会学は、皆さんが毎日自分で経験できる題材が多く、一見抽象的に思えるテーマも具体的な事例に落としこんでいけば、非常に身近なものであることがわかります。研究手法として学ぶ量的データ分析もやり方がわかれば、その後の社会生活の中で触れるさまざまなデータを読み解く力につながります。皆さんに伝えたいのは、「使える社会学」の面白さ。北大は教員と学生の関係が非常に近く、私もその距離感を大切にしていきたいと考えています。
(聞き手・構成 佐藤優子)

研究活動

略歴
2015 – 現職、2008 – 2015: ドイツ日本研究所(DIJ) 専任研究員、日独関係比較研究部部長、2004 – 2008: University of Cologne, Faculty of Management, Economics and Social Sciences, Research Institute of Sociology, Doctoral Course in Sociology、1997 – 2004: University of Cologne, Faculty of Arts and Humanities, Master Degree (Magister Artium) in Sociology, English Philology and Japanese Studies
主要業績
【Books】
 David Chiavacci and Carola Hommerich (eds.), 2017: Social Inequality in Post-Growth Japan: Transformation during Economic and Demographic Stagnation. London: Rutledge.

 Carola Hommerich, 2009: „Freeter“ und „Generation Praktikum“ - Arbeitswerte im Wandel? Ein deutsch-japanischer Vergleich. [“Freeter” and “Generation Internship” – Changing Work Values? A German-Japanese Comparison] München: iudicium Verlag.

【Articles/Chapters】
 Carola Hommerich (forthcoming 2017): Anxious, Stressed, and Yet Satisfied? The Puzzle of Subjective Well-being among Young Adults in Japan. In: Manzenreiter, Wolfram; Holthus, Barbara (eds.): Deciphering the Social DNA of Happiness: Life Course Perspectives from Japan. London: Rutledge.

 Carola Hommerich, 2015: Feeling Disconnected: Exploring the Relationship between Different Forms of Social Capital and Civic Engagement in Japan. In: VOLUNTAS 26(1): 45-68.

 ホメリヒ・カローラ 2015 「孤立感―なぜ不安を抱くのか」『ライフスタイルとライフコース-データで読む現代社会』山田昌弘・小林盾 新曜社

 Carola Hommerich, 2013: Adapting to risk, learning to trust: Socioeconomic insecurities and feelings of disconnectedness in contemporary Japan. In: Asiatische Studien/Etudes Asiatiques 67(2): 429-455.

 Carola Hommerich, 2012: The advent of vulnerability: Japan’s free fall through its porous safety net. In: Japan Forum 24 (2): 205-232.

 Carola Hommerich, 2012: Trust and Subjective Well-being after the Great East Japan Earthquake, Tsunami and Nuclear Meltdown: Preliminary Results. In: International Journal of Japanese Sociology 21: 46-64.

 Carola Hommerich and Susanne Klien (eds.), 2012: International Journal of Well-being 2 (4). Special Issue: Happiness: Does Culture Matter?
所属学会
日本社会学会, International Sociological Association (ISA), European Association for Japanese Studies (EAJS), German Sociological Association, German Association for Social Science Research on Japan (VSJF), 日独社会科学学会
関連サイト
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