研究と社会貢献教員一覧

田山 忠行

田山 忠行 教授 / TAYAMA Tadayuki

所属専攻・所属講座
人間システム科学専攻 心理システム科学講座
研究分野
視覚心理学、時間心理学、心理物理学
研究内容
人間の視覚情報処理過程、時間経験に関する心理学的時間の研究、及び注意機能に関する研究。
WEB site
キーワード
視覚心理学、時間心理学、心理物理学
連絡先
研究室: 古河203
E-mail: tayama*let.hokudai.ac.jp 
(*を半角@に変えて入力ください)

Lab.Letters 研究室からのメッセージ

あなたの1時間は長い?短い?
思わぬ発見と出合う知覚研究

↑(色情報と運動情報の非同時性処理に関する研究より)

 私たちの専門は「知覚」の分野。例えば、同じ1時間でも講義を受けている学生は「長い」と感じ、講師は「あっという間」に感じるもの。こうした時間や速さ、運動に関する知覚の不思議、そして私たちが現在進行形で見たり聴いたりしている情報を脳はどのような仕組みで処理しているかを実験をもとに解き明かしていきます。
 人間はとても複雑な生き物ですから実験データも一見すると法則性がなく、がっかりさせられることが多い。ところがいろいろな角度から分析していくと、思わぬ法則が大きな喜びと共に見えてきます。知覚の分野はまだわからないことが多く、みなさん自身が新たな発見者となる日も決して夢ではありません。

  • 知覚研究を支える実験。研究室内のチームワークに助けられることもある。
  • 時間や視覚、注意の知覚研究を経て(写真はこれまでの共著や共訳本)、現在は各研究が重なり合う境界領域に関心を寄せている。

研究テーマは自分の中に
「何が知りたいか」が出発点

 基本的な教育方針は"タブララサ"。言い換えると、白紙の状態である学生自身が何に関心を持つかを指導の出発点としています。知覚研究は「なんとなくそう感じる」の主観にとどまらず、もっと科学的な思考によって進められます。研究者には自分の頭で考える力が求められます。一番大事なことは、自分が何を知りたいのか、明らかにしたいと思う研究テーマを見つけること。問題が何であるかが見えてくれば、とるべき実験方法も自ずと後からついてくるものです。
(聞き手・構成 佐藤優子)

<メッセージ>
 素直な目で、かつ科学的な視点で、人の心の研究をしたいという学生を募集しています。特に、感覚・知覚・注意の研究、また心理学的時間の研究などに関心のある人を募集しています。この研究室では、実験方法などのノウハウなどはある程度確立されていますが、自由にものを考え,様々な問題に柔軟に取り組むことのできる雰囲気を大切にしたいと考えています。自らを律し、根気よく研究をしたいという人は、どうぞ来て下さい。

研究活動

略歴
信州大学教育学部教育心理学科助手、北大文学部行動科学科認知情報学講座助手、 北大文学部共通講座人間行動学講座助教授、北大文学部人文科学科心理システム科学講座助教授を経て、同教授となりました。
主要業績
『基礎心理学入門』田山 忠行、須藤 昇(共編)2012年・培風館
・Kanai, K., Ikeda, K., & Tayama, T. (2007). The effect of exogenous spatial attention on auditory information processing. Psychological Research, 71,418-426.
・Tayama, T. (2004). The spatial and temporal conditions for perceiving velocity as constant. Perception, 33, 495-506.
・Tsujimoto, S., & Tayama, T. (2004). Independent mechanisms for dividing attention between the motion and the color of dynamic random-dot patterns. Psychological Research, 68, 237-244.
・Tayama, T. (2000). The minimum temporal thresholds for motion detection of grating patterns. Perception, 29, 761-769.
・Tayama, T., Nakamura, M., & Aiba, T. S. (1987). Estimated duration for rotating-spot-pattern. Japanese Psychological Research, 29, 173-183.
所属学会
日本心理学会、日本基礎心理学会、日本認知心理学会、日本視覚学会、日本時間学会、北海道心理学会、ISST(International Society for the Study of Time (国際時間学会))、 VSS(Vision Sciences Society (国際視覚学会))、ISP(The InternationalSociety for Psychophysics(国際心理物理学会))
関連サイト
研究室
北大研究者総覧
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教育活動

担当授業(大学院)
知覚情報論特別演習
担当授業(文学部)
基礎心理学、認知心理学、心理学演習、心理学実験実習など
担当授業(全学教育)
科学と技術の世界、心理学実験など
おすすめの本
田山忠行・尾形敬次訳 1995 『意識のなかの時間』(Poppel,E. 1985 Grenzen des Bewuβtseins :Uber Wirklichkeit und Welterfahrung. Deutsche Verlags-Anstalt GmbH)。
この本はお薦めですが、既に絶版で手に入れるのは難しいです。ただし、今でもアマ ゾンで手に入れることはできるようです。
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