修士論文題目(平成17年度)

思想文化学専攻

  • 教育と民主主義――ガットマンの理論を手がかりとして
  • 現代医療におけるインフォームド・コンセントの意義と限界について
  • A.シュッツの多次元的現実論
  • シェリングにおける「生きた自然」の概念
  • パウル・クレーの造形理論における神秘主義的思想
  • G.E.ムーアにおける善の非自然性とその実在性
  • 東山魁夷受容の一様相
  • C.S.パースの有神論的思惟過程
  • 中国仏教における儀礼の研究――『慈悲水懺法』を中心に――
  • 明治末期の一地方における宗教思想と社会主義思想の関係――大逆事件を手がかりとして
  • 定言命法と道徳的判断の相対性について
  • バルトリハリの時間論――仏教の時間論との比較を中心として――
  • アリストテレス「トピカ」A巻における弁証術的推論
  • 後期ウィトゲンシュタインにおける知識の問題
  • 固有名の指示理論における共指示と無指示の問題
  • 映画における歌声の象徴的機能について
  • ルソーの政治哲学
  • 小熊秀雄の美術批評の批評史的位置付け
  • 二十世紀前半の北米におけるメノナイトのファンダメンタリズム

歴史地域文化学専攻

  • 折口信夫短歌論
  • ヨーロッパ統合とスコットランドの歴史教育政策の展開
  • 「のだ」文と”的”構文
  • 下北半島の擦文土器群の研究
  • 「三言」論
  • ロシア帝国による満州経営――中東鉄道を中心として――
  • 蔡温『客問録』研究
  • 19世紀フランスにおける百貨店の成立
  • 19世紀末ロシア極東の農業
  • 植民地時期台湾對中国電影的受容――以1923〜1937為中心
    (植民地台湾における中国映画の受容――1923〜1937を中心に)
  • 近代日本の絵本研究――1970年代を中心に
  • 尾崎翠論――その<越境>の方法――
  • フルシチョフ期のソ連外交――対外政策決定過程にみる個人のイニシアティブ――
  • 日本における「先史」思想の誕生と形成に関する研究――八木奘三郎著『日本考古学』を分析対象として
  • 韓国伝来童話の成立と展開――1920年代の「朝鮮童話集」を中心に
  • 堀辰雄初期作品研究――セクシュアリティを中心に――
  • 石狩低地帯における続縄文初頭の土器群構成
  • 道央圏の観光地イメージに関する研究
  • 16世紀後半の選帝侯団と帝国
  • 戦間期ルーマニア外交のディレンマ――ティトウレスク外交を中心に――
  • 宗教改革前夜のケルンにおける俗人兄弟団と教会改革
  • 戦争と女性文学――林芙美子と吉屋信子を中心に
  • 相声の研究
  • 荀子と董仲舒――「類」という觀點から――
  • 明治八年開拓使日高漁場改革とアイヌ
  • 十五世紀における諸国特産物について
  • 中世地下楽人の研究
  • 近代と身体文化
  • 近代日本における朝鮮・韓国表象――1980年代の<文化的韓国論>を中心に――
  • 中国の健康と老いの文化に関する人類学的研究
  • 戦時下上海租界の変容
  • 『大菩薩峠』とメディア
  • 「満州国」医師に関する諸問題
  • 15世紀初頭のマルバッハ同盟
  • 旧琴似川水系擦文文化の遺跡群研究
  • 列島北東域における「縄文後期ストーリー」の検証
  • 中国とロシアの経済・貿易関係
  • 鶴の神仙化
  • 吉本ばななの初期作品の方法と展開
  • ソ連期におけるサハリン島北東部大陸棚石油・天然ガス探鉱・開発問題について

言語文学専攻

  • アイヌ語の再帰接頭辞yay-とsi-に関する一考察
  • ボードレールと「現代性」のアレゴリー
  • ドイツと日本における報道の諸問題――公金不正流用の報道をめぐって――
  • Grammaticalization into Copula Verbs―― A Case Study of keep, remain and stay
    (コピュラ動詞への文法化―― keep, remain, stayの事例研究)
  • 語形成に関する日韓語対照研究――「V+V」タイプの複合動詞を中心に――
  • In the Shadow of No Father: The Dialogic Turn of “I” in William Faulkner’s The Sound and the Fury
    (父が消えた影の下で:ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』における「私」のダイアロジック的転回)
  • MORALITY IN KING LEAR FROM INAZO NITOBE’S “BUSHIDO” PERSPECTIVE
    (新渡戸稲造『武士道』の観点より、『リア王』における倫理体系について)
  • Toward the Semantic Map of Ablatives―― A Case Study from English and Japanese
    (奪格の意味地図へ向けて――英語と日本語の事例研究)
  • 『巨匠とマルガリータ』論
  • From Exile to an Everlasting Journey: The Recognition of a ‘Wandering Spirit’ in J.R.R. Tolkien’s The Lord of the Rings
    (故郷喪失者の果てなき旅路:J.R.R.トールキン『指輪物語』における放浪者精神の肯定)
  • 次元形容詞の体系:日英語の比較対照
  • 平仮名の字形の定着
  • 安達常正『漢字の研究』を通してみた近代日本の漢字字体規範と異体字整理
  • つかわれるためのウェブデザイン
  • 日本語の文法格標示の決定方略――生成文法の観点と認知文法の観点――
  • ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』――ハイパーテクスト論考

人間システム科学専攻

  • 北海道における巡礼文化の形成
  • ステレオタイプ測定における潜在尺度の有効性の実験的検討
  • 自然なシーンの再認に及ぼす色および輝度情報の影響
  • ネット空間における「個人」の構築と統制――インターネット匿名掲示板を事例として――
  • Two types of coalitional psychology: Exploring distinct mechanisms for intergroup bias
    (二種類の同盟心理:集団間バイアスを支えるメカニズムの弁別)
  • 大規模熟知環境における空間認知の異方性出現に関する諸要因
  • ビジュアルシーンの変化情報の認知に関する心理学的研究
  • 札幌市における小売業時空間構造の分析
  • キンシップ・ケア――親の代わりに孫を養育する祖父母の家族再形成――
  • 積雪地域における都市内避難場所の空間構造
  • 人間の視覚系における色および輝度の時空間情報処理に関する心理物理学的研究
  • 野幌の生活環境史
  • 図式顔における注意の捕捉
  • 住民活動の交差がつくる福祉的展開とその地域的条件〜北海道沙流郡門別町清畠地区の事例〜
  • 札幌市の人口移動に関する地理学的研究
  • 自然・個人・社会を結ぶ技術の多様性――青森県大間におけるマグロ一本釣り漁を事例として――
  • 日常的経験のナショナリズム