• 2015.03.25

カルトからの回復

心のレジリアンス

著者名: 櫻井 義秀(編著)
文学研究科教員:
<主要目次紹介>
第一部 回復とレジリアンス
1 レジリアンス─回復する力 櫻井義秀
2 カルト体験プロセスと臨床心理学的援助 杉原 輪
3 カルト・レジリアンスのナラティブ─学生相談の事例から 内野悌司
4 脱会後における回復への道のり─脱会者に寄り添って 鈴木文月
5 カルト脱会カウンセリングと緩和ケア精神療法 小林 薫

第二部 カルト臨床の事例
1 回復を支援する─専門家へのインタビュー
2 回復の経験を語る─元信者六名の証言
3 カルト・レジリアンス研究会メンバー座談会
参考図書・関係団体ホームページ(相談窓口あり)

内容紹介

カルト団体を脱会した方々にとって重要なのは,苦難に負けない心の強さ(レジリアンス)を育み,傷ついた自己と向き合いつつ新たな人生を切り開く回復過程です。本書は,その回復過程と,脱会者支援のあり方について考えるための1冊です。第一部「回復とレジリアンス」では,宗教社会学者や精神・心理医療従事者が,多様な視点からの考察を展開します。続く第二部「カルト臨床の事例」では,脱会支援者6名へのインタビューと脱会者6名の証言を収録しています。これらインタビューや証言は,入信から脱会に到る道のりにおいて,そして脱会後の生活においてどのように心が動き,変わっていくか,また周りの人間がその心の動きにいかに向か合うかを熟慮させてくれます。第二部では,また,インタビューをとりまとめ,本書をつくりあげた臨床心理士と研究者が集まり,座談会のなかでカルト・カウンセリングについてじっくりと議論を深めます。さらに付録として,参考となる書籍とホームページを紹介します。