• 2011.03.31

老い翔る

めざせ,人生の達人

著者名: 金子 勇(元教員)
藤井 教公(元教員)
千葉 惠(編著)
宮野 裕(元教員)
谷古宇 尚
中村 三春
武田 雅哉
宇都宮 輝夫
文学研究科教員:
<主要目次紹介>
はしがき
第一話 高齢期にしたいこと・できること[金 子  勇]  
第二話 〈老い〉を考える――仏教の立場から[藤井教公]  
第三話 人生の達人とは誰のことか――魂の徳、信仰そして永遠[千 葉  惠]  
第四話 老いの「あり方」の移り変わり――ロシアの長老修道士たちを題材として[宮 野  裕]   
第五話 晩年の様式――イタリア・ルネサンスの長寿の芸術家たち[谷古宇 尚]   
第六話 森敦『われ逝くもののごとく』の生と死と力――七五歳で完成された長編小説千五百枚の魅力[中村三春]   
第七話 みんな、仙人になりたいか!?[武田雅哉]   
第八話 人生の受容と死の受容――老いゆく人生に向かい合いて気張りもせず絶望もせず[宇都宮輝夫]  
あとがき   
執筆者紹介

内容紹介

高齢化社会を豊かに生きよう! 人生の知恵を古今の賢人,聖者,長老,仙人たちに学びながら,研究者たちが老いの肯定的側面を析出します.人生の達人をめざすヒントが満載!?

(北大文学研究科ライブラリ 4 )

著者からのコメント

 本書は北海道大学文学研究科、公開講座「老い翔る--人生の達人という夢--」(二〇〇九年)をもとにして編まれたものです。老いについて、講師陣による研究成果を横断的、学際的に連結し、古くかつ新しいこの問題に広く深い視野から切り込んでいます。老いの現実を見据えると同時に肯定的な側面を積極的に取り上げ、ライフスタイルのなかで人生の完成期として捉えなおすことができるかを執筆者は自らの課題として引き受けています。老いを肯定的に生きぬいた実例を豊富に紹介し、豊かに生きるヒントを共有しながら、読者に新鮮な驚きを呼び起こすさまざまな知見を提案したいと思います。最新の知見を踏まえ、過去の長老や仙人たちの知恵に学びつつ、ご一緒に老境にもかかわらずどころか、老境であるが故にこその人生の達人をめざしたいと思います。