研究と社会貢献人間システム科学専攻

社会システム科学講座

講座の特色

鈴木栄太郎博士を初代教授とする社会学研究室は60年を超える歴史をもち、多くの社会学研究者と社会学を活かす実務家を養成してきた。人間の共同生活の科学である社会学の最終的な課題は、対象とする共同生活における連帯、凝集性、統合、関係などを科学的に調査して理解することにある。そのためには、ジェンダー、世代、階層、コミュニティなどの社会分析の基本軸に着眼して、学史のなかで培われてきた正機能と逆機能、顕在機能と潜在機能、土着と流動、開放と閉鎖などの視点を駆使しながら、データ分析からのロジカルシンキングを行う。(詳細は社会システム科学講座のサイトをご覧ください。)

北大の社会学は、このような実証的な社会調査に基づいた現実的な分析と具体的な社会的提言を最大の特徴とする。観察された事実を丹念に掘り返し、その分析には社会学史150年の知見を応用して、理論化する。現実感覚に鋭い専攻生を広く求めている。

教員リスト

氏名

職名

研究分野

櫻井 義秀

教授

宗教・文化社会学、タイ地域研究、東アジア宗教研究

樽本 英樹

教授

国際社会学、政治社会学

平澤 和司

教授

社会学(特に教育、家族、社会階層)

今井 順

准教授

比較雇用関係論、経済と組織、ジェンダー

ホメリヒ・カローラ

准教授

リスク社会、社会関係資本、幸福度、国際比較

教員紹介

日本は変わったか変わらないのか 世論ごと調査対象になる社会学
人間システム科学専攻 平澤 和司 教授

 商人の子どもは商人、と決められていた江戸時代は、「出身階層」が本人の「到達階層」に強く影響した社会でもありました。一方、現代社会では会社員の親を持つ子どもの選択肢は多彩に広がっています。「学歴」が優...

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人生を謳歌する国民性に惹かれ 「微笑みの国」の真実を知る
人間システム科学専攻 櫻井 義秀 教授

 タイは階層格差や地域格差が大きい国です。地方の村はどこも暮らしが厳しいと書くと、食うや食わずの姿を思い描くかもしれません。タイは世界有数の米輸出国。貧しい農村部でさえ前年の米を食べ尽くすことは少なく...

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国境を越えるヒト、モノ、金 国家主権を問う移民問題に着目
人間システム科学専攻 樽本 英樹 教授

 洋服、食べ物、音楽、スポーツ......私たちの身の回りにあるものの大半は国境を越えています。このように「何かが国境を越えることで生じる諸問題」を見つめる学問が国際社会学です。  国家間を移動する...

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ワーク・ライフ・バランスの改善 カイシャと個人の関係を変えることが重要
人間システム科学専攻 今井 順 准教授

 日本で働き、アメリカ、ドイツと研究の拠点を移す中で、人々がカイシャと結ぶ関係性の違いを、それぞれの社会に特有の歴史から見ていくことが重要だと考えるようになりました。日本は企業中心社会で、雇用関係が人...

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自分の居場所にさ迷う 社会的な孤立感に注目
人間システム科学専攻 ホメリヒ・カローラ 准教授

 「自分は社会に必要とされているだろうか」「社会の流れについていっているだろうか」「非正規雇用者や専業主婦は社会の一員だろうか」。私の研究テーマは、これらの問いかけに象徴されるような格差社会における社...

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大学院 担当専修

文学部 担当コース

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